2020年11月20日(金)に、日立金属売却のニュースがありました。budは個別株で200株保有しているので株価がこれからどうなるのかとても気になるところです。そこでこの買収騒動を検証してみます。
日立金属売却
日立製作所は日立金属売却を決定しました。すでに日立化成も売却されましたが、日立はIOTやインフラで将来生きてくことを決め、素材系は重荷になるとの判断で売却するという話です。素材分野は今の時代あまり儲からなくなってしまったことと、日立金属が巨大すぎて自分たちではもう囲っていけないという事でしょう。
発表のあった11月20日(金)の株価は下記チャートにあるように10%近く上昇しました。
そして売却先候補に挙がったファンドが米の投資ファンドです。
ベインキャピタル
コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)
まあMBOとかLBOと呼ばれる買収ですね。
投資ファンドはどんなとこ
記事にあがってる投資ファンドってどんなとこ?そんな疑問が沸くと思いますが、記事に載っていた二つのファンドを調べてみました。
主な日本企業への投資先
スカイラーク
マクロミル
キリン堂HD
大江戸温泉物語
一番有名なのはスカイラークですね、あと以外なとこではポイントサイトで有名なマクロミルにも投資してます。マクロミルはポイ活でbudがお世話になっているサイトです。またドラッグストアのキリン堂HDを買収してるのも興味深いです。ここ今後おもしろい動きがありそうです!!
・KKR
主な日本企業への投資先
TASAKI
USEN
ADK
日立工機
日立国際電気
おーなんだこれは!!みなさんお気づきになられたと思いますが、既にKKRには日立子会社の買収実績があります。今回も実績があるKKRで決まりだと思います。
日立金属の株価はどうなるのか?
さて、日立金属の株ホルダーとしては今後株価がどうなるのかが一番気になるところです。日立工機が売却された時の株価を参考にすればこれからの日立金属の株価の動きが分かると思い調べてみました。
日立工機が売られるときはプレミアムがついてました。買収が発表される前の移動平均単価とTOB価格の関係は下記の通りです。
・日立工機
TOB価格¥1450円
買収発表前日の値段を基準とする。
この過去の実績を日立金属に当てはめてみます。
・日立金属
TOB価格予想
買収発表前日の値段を基準とする。
まとめ
過去の実績を考慮した日立金属の買収価格は¥1600円~¥2200の間の予測が立てられました。11月20日(金)の終値は¥1535円。もう少し様子を見る事にします。日立金属はNEOMAXという電気自動車にかかせないネオジウム磁石も事業として取り扱う扱う会社。海外ファンドに切り売りされて将来は売られていく運命だと思いますが、せめて日本企業が良い事業は継承していって欲しいものです。
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